2016/05/07 更新
チョッパーのバイクが時代を超えて存在している理由ご存知でしたか?
チョッパーのバイクはカスタムの1つとして知られています。でもそのルーツは?その代表作の形は?チョッパーのバイクについては意外と謎の部分があります。この記事ではチョッパーのバイクについてご紹介します。どうぞチョッパーのバイクについて知ってください!
チョッパーのバイクは起源をさかのぼると、第二次世界大戦後にまで行きつきます。
当時、米国内にいた若者が考案しのが、チョッパーのバイクでした。もちろんチョッパーのバイクを製造していたバイクメーカーはなく、旧式のハーレーダビッドソンの思いたいボディーを裁断して軽量化したことがきっかけでした。
ドラッグスター400の流線型のフォルムを活かしています
これによって自分だけのいわばオリジナルなバイクが誕生したのです。チョッパーのバイクはその当時には、黒皮のジャケットを着た強面のお兄さん達が愛用していた限定的なバイクでした。つまりチョッパーのバイクはあまり一般的ではなかったのです。
またチョッパーのバイクは今ほどの美しさや加工技術を兼ね備えたものではありませんでした。時が経つごとにチョッパーのバイクにも変化が加えられていったのです。
ハーレーダビッドソンのエボロングチョッパー
その時代の流れに沿って少しずつチョッパーのバイクを好む人たちが増えてきた訳です。
それでチョッパーのバイクを手掛ける専門業者が登場するようになり、この改造の技術やセンスが更に向上することになり、チョッパーのバイク業界全体が精錬されていくことになりました。
そこまで派手でなく、普通に街で見かけるような改造チョッパー
アメリカンバイクというカテゴリーは、実は日本のバイクメーカーが独自に生産している車種とヨーロピアンバイクを区別するために用いている用語になります。
チョッパーのバイクは改造の程度には差があります。
もし、このチョッパーのバイクとアメリカンバイクを比較するとなると、チョッパースタイルに作られた純正の日本のバイクを日本では”アメリカン”と呼ぶ一方で、ユーザーによってカスタム仕上げの一台をチョッパーと呼ぶことが一般的かもしれません。
元々”チョッパー”という語が”切り飛ばす”という意味を帯びていること、そして70年代のアメリカではやったスタイルの改造方法であることを覚えておけば良いでしょう。
チョッパーのバイクの代表的な形ですね!
チョッパーのバイクの一例として、当時はハーレーのフレームのヘッド部分を切って角度を変えて溶接したフレームのバイクがチョッパーの主流でした。
日本ではチョッパー風のバイクまでチョッパーのバイクのカテゴリーに入っています。概念が明確になっていないようです。
ハーレーダビッドソンとは思えないチョッパーカスタム
チョッパーのバイクとして人気になっているカスタムはロボットハンドルというタイプがあります。地面に対して垂直にハンドルが取り付けられてるのです。
チョッパーのバイクの有名な形としては、フラットフェンダーやローダウン、そして小型のタンクといったところでしょうか。チョッパーのバイクはほとんど原型がなくなるほどカスタムされたものが多く存在します。
コンパクトチョッパーと呼ばれるチョッパーカスタムです
チョッパーのバイクになりやすい車体もいくつかあります。スティードやバルカン、イントルーダーの旧式などが有名どころでしょう。
国産であること、そして400ccであること、更にアメリカンでVツインエンジンという要素を全て兼ね備えたバイクです。チョッパーのバイクになりやすいフレームを有しているバイクと言えるでしょう。
チョッパーカスタムのベースともなるバルカン
大きくて長いフレームのチョッパーのバイクよりも、比較的小さくまとまったチョッパーのバイクが好まれるようにもなっています。つまりニュースクールタイプではなくフリスコのようなタイプという訳です。
チョッパーのバイクには好き嫌いが分かれると思います。乗りやすさや安全面も加味してチョッパーのバイクについて考えなければなりませんね。
スティードもチョッパーカスタムに活用されるバイクです
いかがだったでしょうか?
チョッパーのバイクのルーツと時代の移り変わりについて少し理解していただけたと思います。
'94年式のスティード400を活用したチョッパーカスタム
チョッパーのバイクのカスタムは今は一般的なカスタムの一部として考えられるほどに多くのバイカーたちが試行錯誤しています。
お気に入りのチョッパーのバイクカスタムができるようになっているのも魅力の1つですね。