2016/05/08 更新
皆さんはバイクの保険に入っていますか?車両保険について説明します
バイクと言えど、任意保険に入らないのは危険です。万が一の事故の時にしなくてはいけない手続きや、保証が一切受けられないからです。そんな中バイクの車両保険に入っている人は少ないのでは?そこで今回は車両保険について説明します!
自賠責保険とは、加入を義務化された保険です。
原動機付きの車両を運転する場合はバイク、車も含めて自賠責保険の加入は義務です。
自動車総合安全情報によると、
自賠責保険(共済)に加入せずに人身事故を起こすと、もともと自賠責保険(共済)から支払われる賠償金がすべて自己負担になります。たとえ任意保険に加入していても、支払われるのは自賠責保険(共済)の補償限度額を超えた金額のみです。
ご存じでしたか?任意保険とは自賠責保険からはみ出した部分を補填してくれる保険と言う事です。
つまり任意保険に入ってるから自賠責はいいや!なんて思っていると痛い目を見ます。
事故を起こしたら危ないだけではありません。
例えバイクだったとしても…
たとえ事故を起こさなくても、自賠責保険(共済)に未加入で運行した場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金、自賠責保険(共済)の証明書を所持していなかっただけでも30万円以下の罰金が科せられます。 また無保険での運転は交通違反となり違反点数6点が付され、即座に免許停止処分となります。
懲役を言い渡されたら牢屋に入れられてしまいます。
即座に免許停止の為、仕事で運転をする方は仕事に支障が出てしまいます。
自賠責保険に入らない危険性は分かって頂けたでしょうか?
一発で免停になる程重い罰則があるのは、それだけ必要な物だからです。
自賠責保険は、交通事故の被害者に対する最低限の救済をおもな目的とする保険です。そのため、補償範囲は限定的で、事故の相手方の身体に関する損害しか補償の対象となりません。つまり、相手方の物や自分の身体・物が損害を負ったとしても、保険金は支払われないのです。
つまり、相手を怪我させてしまった場合は自腹と言う事です。
バイク同士の事故等だとお互いに負傷するケースが非常に多いです。
そこで任意保険の登場です。
1)対人賠償保険(相手方への補償)
交通事故で相手方の車に乗っていた人や歩行者をケガさせたり、死亡させてしまったときなど、法律上の損害賠償責任を負担する場合に、自賠責保険の補償上限を超える損害賠償をカバーします。
相手に怪我をさせてしまった…
(2)対物賠償保険(相手方への補償)
交通事故を起こして、他人の車や物などの財物に損害を与えた際に、保険金が支払われます。
相手の車両やガードレールを破壊してしまった…
(3)人身傷害補償保険(自分・搭乗者への補償)
過失割合に関わらず、保険会社の基準によって「実損害額」の保険金が支払われます。車に乗っていた人の損害は、基本的に無条件に補償されます。
自分と搭乗者が怪我をしてしまった
(4)搭乗者傷害保険(自分・搭乗者への補償)
自分の車に乗っている人(運転者・同乗者)が死亡・ケガをした場合に、「自賠責保険」や「対人賠償保険」などとは別に保険金が支払われます。
(5)無保険車傷害保険(自分・搭乗者への補償)
賠償能力が十分でない車の過失による事故に巻き込まれた場合に、保険金を受け取れます。
(6)自損事故保険(自分・搭乗者への補償)
運転手みずからの責任で起こした事故により、運転手自身が死亡・ケガをした場合に保険金が支払われます。
(7)車両保険(車への補償)
事故によって破損した車両の修理代が支払われます。単独事故や当て逃げも補償するタイプや、他車との接触による損害のみを補償するタイプなど、車両保険にはいくつか種類があります。
ご覧の通り、自賠責保険だけではまかなえない部分が幅広くカバーされていますね。
詳しく知りたい方は上記の「任意保険の説明」をご覧下さい。
車だと入っている人が多い車両保険ですが、
バイクでは車両保険に入っていない場合が多いですね。
この様に、事故が起きた場合バイク及び車等、車両の破損は免れません。
しかし、車両保険に入っていないとその大事な車両を修理したり、買い換えたりするお金が出ないと言う事です。
逆に言えば、車両保険に入っていればバイクは元通りと言うわけです。
例えば通りかかった車が空き缶を踏んで自分のバイクに飛んできたとしましょう。
バイクのシールドが破損したとします。
その時、相手に故意や無謀運転が無かった場合は相手に請求する事が出来ません。
こう言う時にバイクでも車両保険に入っていれば保障内容の契約によりますが、修理費が保障されます。
台風や洪水等の天災でバイクが破損・故障したとします。
その時は誰も悪くないので、自己責任と言う事になります。
こう言う時にもバイクでも保障内容の契約によりますが、車両保険に入っていれば修理費が保障されます。
落書き等のいたずらや、バイクを駐車しておいたら倒された!
なんて事もありますよね。
この場合犯人を見付けるのは非常に困難です。
こう言う時にも保障内容の契約によりますが、バイクの車両保険は対応してくれます。
シートを切られてしまった…
火災や爆発、 あて逃げ、盗難、車庫いれの失敗などによる損傷、転落・転覆…等々、
バイクの車両保険は車の車両保険同様、あらゆるバイクの損害を補償してくれます。
バイクでも車両保険は必要だと思ってきたのではないでしょうか?
勿論事故の場合も補償してくれます。
過失割合に応じて、自分の過失分を補償してくれます。
こちらがバイク車両保と言われて一番イメージするものでしょう。
こんな保険もあります。
他の車両との事故が起きた場合、
相手自動車およびその運転者または所有者が特定できる事故を補償してくれます。
事故に特化したバイク用車両保険ですね。
保険料も他の部分をカバーしない分お安くなります。
バイクが大好きで沢山カスタムしていたとします。
そんな時事故を起こしてしまいました。
バイクの車両保険に入っています!と言っても
保障される額は?と言うと何とバイクの現存価値だけです。
カスタムは保障対象がの場合が非常に多いです。
悲しい事に、現代の車両保険ではカスタムに価値が付けられないと言う事ですね。
確かに対人対物だけの保険よりは、車両保険を付けると高額になります。
車両によっては年間プラス10万かかる車両保険もあります。
しかし、いざバイクが破損したと言う場合には10万では済まないケースが多々あります。
それでも車両保険は高いから要らないと言えますか?
バイクの車両保険は出来れば加入するべきと言うのが結論になるでしょう。
しかし多くの人が加入していないのが現状です。
車両保険無しでも問題はないのですが、いざと言う時に頼りになるのが保険と言うものです。
いざと言う時に車両保険がご自身の大事なバイクを守ってくれる事もあるでしょう。
どうぞご検討下さい!