2016/03/31
lalala.rararaura
2016/11/23 更新
バイクにはスプロケットという部品があります。チェーン駆動のバイクなら必ずあります。なぜならチェーンとスプロケットはセットだからです。スクーターや一部のバイクを除けばほとんどのバイクにスプロケットは使われています。スプロケットについて知りましょう。
スプロケット (英: sprocket)とは軸の回転をローラーチェーンに伝達したり、ローラーチェーンの回転を軸に伝達するための歯車のことである。 チェーンホイールとも呼ばれる。 身近な物ではオートバイ、自転車、無限軌道などの駆動伝達、写真や映画のフィルムの給送部品に広く用いられている。
バイクではエンジンの駆動力をタイヤに伝えるために、チェーンとセットで使われています。なのでバイクのスプロケットはエンジン側とリアタイヤ側にひとつずつ、合計二つのスプロケットが使われています。
スプロケットとチェーンの構造
エンジン側のスプロケットが小さく、タイヤ側のスプロケットは大きいのが普通です。自転車だと逆ですよね。
バイクのスプロケットの寿命はどれくらいでしょうか?ドライブスプロケットとドリブンスプロケットで寿命は違うのでしょうか?チェーンやドリブンスプロケットは目でみえますが、ドライブスプロケットはカバーされて見えないので、定期的にカバーを外してみましょう。
バイクのドライブスプロケットの寿命
バイクのドライブスプロケット(エンジン側)の寿命は、およそ1.5万km前後です。無理すれば3万kmくらいまで走らせることが出来るかもしれませんが、チェーンを痛めてしまったり、引っかかってリアタイアをロックさせたりする危険が大きいのでオススメしません。
バイクのドリブンスプロケットの寿命
ドリブンスプロケットはドライブスプロケットに比べて寿命は長く3万kmくらいまで使っても大きな支障はありません。また外に出て見えているので、ヤマの削れ具合や減り具合などの変化に気づきやすいですが、気にしてみておきましょう。
バイクのドライブスプロケットとドリブンスプロケットは同じスプロケットでも、取り付けられている場所が違いますので、当然取り外し・取り付け方法はそれぞれ違います。ドライブスプロケットはカーバーを外すのに一苦労、ドリブンスプロケットはリアタイヤ外すのに一苦労です。
バイクのフロントスプロケットの交換方法1
バイクのフロントスプロケットはカバーに覆われているのでまずはカバーを外します。車種によってはスピードメーターケーブルが繋がっていたり、カバーを外すのに邪魔なパーツがあれば先に外しましょう。
バイクのドライブスプロケットの交換方法2
リアブレーキを踏みながら、ドライブスプロケットを固定しているボルトを外します。1本止めもあれば複数止めもあります。ボルトの頭をなめたりしないように、しっかりとした工具を使いましょう。
バイクのドライブスプロケットの交換方法3
先にチェーンのあそびを作るためにチェーンアジャスタをいっぱいに緩めましょう。そしてチェーンと一緒にドライブスプロケットを手前に引いて外します。組み付けはこの手順の逆になります。
バイクのドリブンスプロケットの交換方法1
まず、チェーンを外すために、チェーンアジャスタをいっぱいに緩めて外します。チェーン交換と同時にすればその手間は省けるので楽になります。そして、アクスルナット、シャフトを取り、車体からリアタイヤを外します。
ドリブンスプロケットの交換方法2
タイヤからドリブンスプロケットを外します。駆動力が伝達される部品なので、ナットはかなりしっかりと締められています。力の入る工具を使ってナットを痛めないように気をつけましょう。またタイヤを写真のように直置きするとブレーキローターやホイールを傷つけ痛めるのでやわらかいウエスなどを敷きましょう。
RK(アールケージャパン)
バイク乗りなら知らない人は居ないくらい有名なスプロケット、チェーンメーカーです。ノーマルが交換時期になったら、次はRKを入れようと考えているライダーも多いのでは。レースでも活躍しているし、日本のメーカーなので信頼度はバッチリですね。
AFAM(アファーム)
フランスの会社で1978年からと以外と新しい会社です。しかし、1987年には、HRCにバイクスプロケットを供給し1987年~2001年に掛けて10回のGP500のタイトルを獲得するなどの実績がある会社でもあります。
サンスター
はい、あのサンスターです。私も最初は驚きました。歯磨き粉の会社ですよねと。しかし、スプロケットのシェアは世界No.1なんです。ものすごく、有名なんです。
スプロケットはそこそこ長持ちするから逆に気をつけましょう。
スプロケットについて理解が深まりましたか?一番有名なメーカーがサンスターというのは、一番最初に知ったときは驚きました。そろそろ交換時期かなという方は一度、社外品も試してみてはいかがでしょうか?
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