2016/03/12
bruklyn
2016/03/25 更新
ホンダのクルマが好きでモータースポーツに興味がるなら、無限ホンダの名前は魅力的なブランド名。ホンダ車専用の単品パーツやレース用エンジンの開発製造を行う無限ホンダとは何か?その魅力を探る為に歴史を振り返り、最近人気のホンダ車を更に魅惑に誘う"無限"を紹介します。
無限(むげん)と聞くと、「無限ホンダ」と連想するくらい、ホンダのクルマやバイクをもっと魅力的に仕上げるアフターパーツやレース用エンジンを開発している日本の企業です。
社長は本田宗一郎の長男、本田博俊で1973年に「株式会社 無限」として設立し、現在は2003年に法人税法違反を切欠にM-TECを設立し無限の業務が譲渡されたが、無限ブランドは存続しています。
無限はホンダのエンジンをベースに独自技術で、もっと速く走らせる事を目標に、開発製造も行っています。そしてホンダと同じレースの舞台でその性能を発揮し次の製品開発へと繋げています。
無限が走る、2016年M-TECの活動計画をみてみましょう。
ホンダが初優勝を果たしたマン島TTレース。無限独自のプロジェクトとして、2012年から電動バイクのマシーンで、TT Zero Challengeクラス参戦。
イギリスのマン島にある恐怖のコースを、エンジン音の無い無限オリジナル電動バイクで駆け抜け、2014~2015年は1・2フィニッシュで表彰台に立っています。
TT Zero Challengeクラス参戦
・神電(SHINDEN) 2012年 2位
・神電 貳(SHINDEN NI) 2013年 2位
・神電 參(SHINDEN SAN) 2014年 1・2位
・神電 四(SHINDEN YON) 2015年 1・2位
無限MUGEN 神電 四 SHINDEN YON 2015 John McGuinness
3つのオンボードカメラで撮影した無限 神電 四の動画。音のない迫力は凄いです。
エンジンは2.0L直列4気筒 直噴ターボエンジン搭載のスーパーフォーミュラー用(HR-414E)で、
タイヤはADVANブランドの横浜タイヤと使い、同一規格の元に競うドライバーの腕が試されるレースです。
TEAM無限は、カー№16 山本尚貴で参戦しエンジン供給として2016年参戦し、他チームにもエンジン供給とメンテナンスやサービスを提供しています。
参戦とエンジン供給
・TEAM無限 №16
・リアルレーシング №10・№11
・ドラゴ コルセ №34
・ドコモ チーム ダンディライアン レーシング №40・№41
・ナカジマ レーシング №64・№65
TOYOTA GAZOO Racing スーパーフォーミュラ 2015年 第7戦(最終戦)鈴鹿 ダイジェストムービー
雨の中のスーパーフォーミュラー2015 最終戦。感動のドラマはF1だけにあるのでは無い!
エンジンは2.0L直列4気筒 直噴ターボエンジン搭載のNSX CONCEPT-GT用(HR-414E)を5チームに供給し、メンテナンスやサーキットサービスを行いまた、昨年に引く続き、TEAM KUNIMITSUのサポートを行っています。
エンジン供給 メンテナンス S/Cサービス
・オートバックス・レーシング・チーム・アグリ №8
・ドラゴ・モデューロ・ホンダ レーシング №15
・ケーヒン リアル レーシング №17
・エプソン・ナカジマ・レーシング №64
・チームクニミツ №100
チームクニミツには、車両メンテナンスとチームサポート含む。
SUPER GT GT500 Class New Car Model Trailer
2014年の動画です。
トップドライバーの登竜門としてのF3 2.0L直列4気筒 NAエンジン(Honda MF204D)をHFDP RACINGへ昨年同様引き続き供給してサポートします。
エンジン供給 メンテナンス サーキットサービス
エイチ エフ ディー ピー レーシング №7・№8
全日本F3選手権 富士スピードウェイ
2014年動画
無限はホンダと共に、ドライブテクニックを磨き、「操る、磨く、競う」楽しさを広めて、クルマの本来の楽しみ方を伝えています。
無限は、ホンダ系列のモビリティーランドと共同運営し、環境とスポーツドライビングの両立をめざし、ホンダCRZを操りテクニックを磨いて競うなど、走る楽しさを味わう、モータースポーツのレクリエーションプログラムです。
「ホンダ・スポーツ&エコプログラム BASIC1」藤本えみりのサーキットチャレンジ2014 Vol1
N-ONE OWNER'S CUPの企画から運営を行って、軽自動車のN-ONEを使った初心者でも参加しやすい入門者のレースを通してモータースポーツの楽しみ方を広めています。
ホンダ N-ONEと楽しもう。
軽だからってなめんな!ホンダN-ONE OWNER'S CUPレース2015 in 鈴鹿サーキット
無限は、ホンダのフィットで参戦出来るワンメイクレースのパーツを開発し供給しています。サーキット場は鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎ、スポーツランドSUGOの3カ所で全12戦が開催されます。
2016年はJAF地方選手権として開催され、シリーズランキング1位のドライバーは「鈴鹿ツーリングカー選手権チャンピオンとしてJAFに認定されます。
Fit 1.5 ワンメイクレース
ホンダのクルマには憧れの無限パーツと囁かれます。他のパーツと比べ高額な中に、やはり煌くセンスはホンダらしさを更に魅力的なクルマへと変身させてくれます。それが無限の魅力なのでしょうか。
ホンダのクルマを煌びやかに装うラインナップは21機種。無限パーツ フル装備の華麗なる走りは、きっと今以上に満足するでしょう。
1970年代に無限はモーターサイクルのチューニングパーツで脚光を浴び、それ以来ホンダのモーターサイクル用の無限パーツを開発し続けました。現在ラインナップは33機種。さりげない無限らしさが魅力です。
無限はホンダ同様、日本国内だけでなく海外でも活動しています。英国で活動しているMUGEN EUROも無限の血を受けて、海外でのチームへエンジン供給やメンテナンスサポートを行っています。
WTCCに参戦するチームに、1.6L直列4気筒 直噴ターボエンジンを供給しメンテナンスやエンジンサーキットサービスを無限は行っています。
エンジン供給 メンテナンス S/Cサービス
・カストロール ホンダ ワールド ツーリングカー チーム №12・№18
・TBD №5
YOKOHAMA tires - FIA WTCC 2014 "Race of Japan”, Highlights
ホンダCIVICで参戦する東風ホンダレーシングチームに、1.6L直列4気筒 直噴ターボエンジンの供給とメンテナンスやサーキットサービスを無限MUGEN EUROは行っています。
・東風ホンダ レーシングチーム №TBD
CTCC 2015 Rd2 at Shanghai F1 track
いかがでしたか?”無限”という響きには、前向きでホンダのキーワードである ”夢” に匹敵する何かを感じます。ホンダの純粋なDNAを持ち、ホンダを支える魅力あるパーツメーカーで、ホンダと共に成長した無限は、これからもクルマを操る楽しさを教えてくれそうな気がしました。
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