栄光と挫折…ホンダがF1に挑戦した、これまでの歴史をふりかえる
2016/07/19
里ちゅーん
2016/03/12 更新
日本が世界に誇る車メーカー、ホンダが7年ぶりに自動車レースの最高峰であるF1の舞台に復帰することを発表した。リーマンショックによる景気の悪化で一時はF1から撤退していたホンダが、なぜもう一度F1復帰を決意したのか。その理由とF1復帰に向けた意気込みについてまとめてみた。
ホンダはこのたび、名門マクラーレンとタッグを組んでF1の舞台に復帰する。そのマクラーレンと2月10日、東京、青山のホンダの本社で記者会見を開き、3月に行われるF1開幕戦オーストラリアグランプリに対する意気込みを語った。伊東孝紳社長は、「リーマン後の撤退は、苦渋の決断だった。今後は継続的にモータースポーツに貢献したい」と、リーマンショック時の決断の悔しさと、今後のF1に対する情熱を語っており、また、「四輪最高峰レースでわれわれの真価を発揮するチャンスが訪れた」と高揚感を見せていた。
2008年、リーマンショックで利益が急減し、年間数百億円かかるとされるF1の費用を負担するのが難しくなった。そのため工場で働く人を減らすなどのリストラを実施し、なんとか経営不振を打開しようとした。世界的なレースであるF1は、注目度が高く、自社のブランドイメージの向上にも一役買っている。ここ数年はようやく海外工場で増産することが可能になり、また円安の影響もあって経営が安定してきた。加えて、アジアや中東など新興国でのF1人気の高まりが復帰を今回のF1復帰の原因の1つだろう。発展途上国が今後の大きな史上となるため、その国々へ対するブランドを高めておきたい狙いもあると思われる。
会見でF1プロジェクト総責任者の新井氏は、「レースに参加する以上は、最初のレースからメルセデスと対等に戦えるというところをターゲットに置いている」と述べ、復帰するだけでなく、しっかり勝ちを取りに行くことを宣言した。
ホンダ伊藤社長
「リーマン後の撤退は、苦渋の決断だった。今後は継続的にモータースポーツに貢献したい」
マクラーレンデニスCEO
フェルナンド選手
ジェンソン選手
上から順に、ホンダ伊藤社長、マクラーレンデニスCEO、マクラーレン・ホンダを運転する2人のドライバー、フェルナンド選手、ジェンソン選手
スペインのへレスで行われていた合同テストではさまざまなトラブルに見舞われたが、両選手は「ホンダとまたレースに参加できるのは非常に嬉しい」、「車ん方向性は間違っていない」と語り、レースに対する強い情熱とホンダへの期待をのぞかせた。
ホンダはマクラーレンと23年ぶりにタッグを組みました!
果たしてリーマンショック後に一時撤退し、約4年半ぶりの復帰となるマクラーレン&ホンダタッグのレースはどのような結果となるのでしょうか!
世界中が注目するマクラーレン&ホンダチームの白熱するレース間違い無し!
2015年はF1から目が離せません。
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