2016/05/08
axela0414
2016/05/08 更新
手軽に車の免許だけで乗れて、手軽に買えて、取り回しも楽で、ちょい乗りにも便利。そんな良い事ずくしの原付ですが、原付と言えどバイクであり、機械なのでメンテナンスは必要です。今回はそんな原付のメンテナンスについて説明します。
まずは原付について説明します。
原付とは、50cc以下のバイクの事。最高速度は30km/hまでです。
具体的にどんなものがあるか紹介していきます。
ホンダ ジョルノ
可愛い形のスクーターです。
原付と言われて思い浮かぶのはまずこう言う形のバイクじゃないでしょうか?
全てのメカニックがカバーで覆われている為、実は自分でメンテナンスするのは大変だったりします。
ホンダ ズーマー
こちらは人気のズーマー。
スクーターですが、ネイキッドタイプになっていて余計なカバーがありません。
こちらは先程に比べると比較的メカニックが表に出ている為メンテナンスし易いです。
ホンダ ジャイロキャノピー
ピザ屋さん等、出前で良く見かけるこのジャイロキャノピー。
これも3輪ですが原付です。
こちらもメカニックがカバーで覆われている為、比較的メンテナンスしづらい部類に入ります。
ホンダ モンキー
え?これが原付なの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、排気量50ccの立派な原付です。
スクーターだけが原付ではないんですよ。
こちらは大きいバイク同様メカニックが完全に表に出ているのでメンテナンスし易くなっています。
基本的には普通のバイクと一緒です。
大きいバイクも小さいバイクも大きさが違うだけで、基本的な構造は似ているものが多いため、メンテナンスも同じ様な事が必要となります。
原付だからってメンテナンスをサボっていると痛い目をみちゃいますよ。
原付含むバイクは、日常点検をする事がとても大事です。
自分の安全を確保するための点検であり、メンテナンスでありますから欠かさないようにしましょう。
まずはそれを紹介していきましょう。
燃料の残量は、燃料計や残量警告灯がついているバイクはこちらで確認をしてください。ついていないバイクは燃料口を開けてタンクの中を見て確認してください。慣れてくると残量でおおまかな残りの走行距離が分かってきます。またリザーブタンクのあるバイクは事前にコックの使い方を確認しておいてください。はキャップを開けて目視で確認します。
2サイクルの場合は、エンジンオイルの残量を確認します。まったくないと、即エンジンが焼きつきます。4サイクルの場合は、点検窓やオイルレベルゲージで確認します。同時にオイルの劣化やオイル漏れがないかなども確認しておきましょう!
走行距離よりも期間を基準にして、6ヶ月に一度はエンジンオイルを交換するのがおすすめです。
スリップサインが出ていないか、タイヤの空気圧は適正か、異物などが刺さっていないかを確認しましょう。
タイヤは消耗品です
チェーンのたるみは適正値か確認します。油が切れていないかも確認しておきましょう。
チェーンは下側のラインを手で押し上げ、2~3cmの範囲で動けば適性です。
ブレーキレバーとペダルの遊び量は適正か確認します。ブレーキフルードの量も点検窓で確認しておきましょう。
バイクのブレーキはクルマと違い前後独立して機能していますので、両方のタンクを確認してください。
ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプが正常に点灯するか確認しましょう。バイクの後ろのランプも乗ったまま振り向けば確認できますので、出発前に習慣として確認するのをおすすめします。ランプを交換できる工具をそろえておくのが望ましいです。
バッテリーは液の量が訂正範囲内にあるか確認してください。最近のバッテリーはMFタイプ(外側からバッテリー液の残量が見えないもの)が多いですが、その場合は、セルスターターが勢いよく作動していれば問題ありません。
バックミラーやランプの取り付け部分など中心に、ゆるみがないか確認してください。小さなネジは振動でゆるみやすいので脱落防止に気をつける必要があります。車載工具ではカバーしきれないところもありますので、事前に確認して必要な工具はそろえておくことをおすすめします。
クラッチ関連以外はミッションのバイクと同じ点検項目です。
以上が日常、原付含むバイク乗る前にするべ点検でありメンテナンスであります。
点検で異常を感じたらバイク屋さんに持っていくなり、自分で直すなりのメンテナンスが必要になりますので、いつも原付含むバイクの挙動に気を付けてあげて下さい。
2サイクルの場合は、オイルが減ってきたら足しましょう。
4サイクルの場合は、一番信用出来るのは取扱説明書で推奨している距離で交換する事です。
また、距離は乗っていなくても半年経ったら交換するのが目安です。
このメンテナンスを怠ると、エンジンの寿命にかかわってくるので、非常に大事なメンテナンスです。
交換頻度3000km~5000km もしくは 年2~3回
日頃からタイヤの空気圧をチェックしましょう。
このメンテナンスを怠ると、燃費の悪化やタイヤの偏摩耗の原因となります。
空気圧は原付だから同じと言う訳ではなく、車種によって異なりますが、説明書やほとんどの車種でスイングアームやシート裏に記載されています。
頻度 1~2ヶ月
オイルが切れるとチェーンが錆び、スムーズに動かず振動の原因になったり、最悪チェーンが切れてタイヤに絡まり転倒といった事故の原因になります。オイルはバイク用品店で売っているので自分で注油する事が出来るメンテナンスです。
しかしスクーター型の原付はチェーンが隠れている場合が多く、少し難儀します。
自分でやるのが心配な場合は専門家に任せましょう。
チェーンの張りも調整は難しい為バイク屋さんにメンテナンスを頼む人が多いようです。
頻度 1000km~2000km
エアフィルターとはエンジンの吸気の空気の汚れをとるフィルターの事です。
これが詰まってくると空気の流れる量が少なくなり、燃調が崩れ高回転までエンジンが回らなくなったりエンストの原因となります。
清掃頻度 5000km
交換頻度 10000~20000km
新しい車種ではそこまで心配しなくて良いのですが古い車種となると、アクセルやクラッチが渋くなったりします。また最悪の場合ワイヤーが切れて操作不能となります。
頻度 年1~2回
クーラントのリザーブタンクを確認して「lower」を下回っていたら補充します。通常クーラントは減るものではないものなので、減っていたらホースなどから滲みもチェックします。クーラントは基本的に劣化は少なく、それより量がきちんと入っているか確認しましょう。
確認頻度 2~3ヶ月
交換頻度 2~3年
これは車種によってはカウルを外したりタンクを外したりする作業が加わって難易度が変わります。
スパークプラグを外したら電極部の摩耗状態やカーボンの堆積具合を点検します。
電極が摩耗していたりカーボンが堆積していたりすると点火できずエンスト等の原因となります。
交換頻度 5000km~10000km
バッテリーが上がってしまうとセルが回らなくなりエンジンが始動出来なくなります。
バイクの場合バッテリーが上がってしまっても押し掛けでエンジンをかけることが出来ますが、完全に死んでしまった状態で乗っていると電装系に負担が掛り、最悪壊れてしまう場合があります。
交換頻度 2~3年
以上が原付メンテナンスの初級編です。
とてもじゃないけど出来ないよ!と言う声が聞こえてきそうですね。
そう言う時は、頼れるのはバイク屋さん!
信用出来る技師の居る所にメンテナンスをお願いしましょう。
原付だからと言ってメンテナンスを怠っていると、最悪死に繋がる可能性があります。
読んでみたけどとても出来ない…と思った方も多い筈。
そんな時に大事な原付を何処にメンテナンスに出したら良いか悩みますよね。
一番良いのは友達の口コミですが、まずは買ったバイク屋さんがメンテナンスをしてくれる所か確認すると言うのも一つの手です。
また、メーカーの名前が看板にあるお店はメーカーに認められた証拠です。
原付専門店なら尚更原付に詳しいスタッフが居る可能性があります。
そしてメンテナンスをお任せしちゃいましょう!
バイク用品店には、こんな4サイクル用のエンジンオイルと、交換したは良いけど捨て場所に困る廃油を処理するボックスが売っています。
これがあるだけでオイル交換位してみようかな?と思いますよね。
こちらが点火の為に必要なプラグです。
大概がこのような箱に入って売られています。
このように、バイク用品店で手に入るもので愛車の原付をメンテナンスをする事は可能です。
また、ネットショッピングではインプレッションが見られるサイトもありますので、自分のバイクと照らし合わせて買う事が出来ます。
さて、この記事を読んで原付と言えど立派なバイクである事は理解して頂けたと思います。
そして、これを読んで自分の原付は自分でメンテナンスしよう!と思ったか、
難しそうだからバイク屋さんに頼もうと思ったかは人それぞれだと思います。
どちらにしても自分の命を乗せて走る原付です。
メンテナンスはお確かに!
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局