名門ロータス!F1でも活躍している歴史あるコンストラクターです
2016/11/29
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2016/11/30 更新
F1レースに限りませんが、レースにおいて勝敗に大きく影響を与えるパーツのひとつにタイヤがあります。予選、決勝とタイヤ選びを間違えると、レースには勝てません。F1では、よくレギュレーションが変わり、タイヤ選択に悩まされます。
2016年のF1のタイヤのレギュレーションは大きく変わりました。2016年はピレリが年間を通して用意するドライタイヤが4種類から5種類に変更になりました。また1レースで使えるドライタイヤはピレリが全種類の中からノミネートし2種類だったのが3種類に増えました。
2016年のF1のタイヤ
F1のタイヤは今まではドライが4種類でしたが、5種類になりました。これまでのスーパーソフト(赤)、ソフト(黄)、ミディアム(白)、ハード(オレンジ)に加えて、ウルトラソフト(紫)が追加されました。2016年はドライ5種類、レイン2種類となります。
F1のタイヤはドライで5種類、ウェットで2種類の合計7種類があります。これらをレースの規則にしたがって各チームが戦略を立てて使い分け、勝負していくのです。昔はタイヤメーカーも複数あったのですが、今はピレリのみのワンメイクになっています。
ウルトラソフトタイヤ
2016年のF1レギュレーションで新しく追加されたコンパウンドのタイヤです。一番やわらかいタイヤとなりますので、ドライのレースでは一番速く走れます。が、その分耐久性は落ちますので使いどころが大事ですね。
ソフトタイヤ
F1ドライタイヤの中で3番目にやわらかいコンパウンドを使用したタイヤです。グリップ力と耐久性のバランスがいいのが特徴です。
スーパーソフトタイヤ
2015年までは、これがF1タイヤで一番やわらかいコンパウンドでグリップ力が高かったタイヤです。
ミディアムタイヤ
名前のとおり、ミディアム=中間という意味です。ドライのレースにおいてソフトとハードの中間のタイヤになります。グリップ力と耐久性のバランスが取れたタイヤと言えるでしょう。
ハードタイヤ
耐久性重視のタイヤです。タイヤ交換をせず長く走りたいときに選択するタイヤです。F1レースはスプリントレースにしては距離が長いため、勝負においては使うこともあるでしょう。
インターミディエイトタイヤ
雨用のタイヤで溝が切られています。雨でも小雨だったり、路面が完全にウェットではない場合に使うタイヤです。ウェットタイヤよりもコンパウンドは固く耐久性があるタイヤです。
ウェットタイヤ
文字通り、雨のレースで使用するタイヤです。大きく溝が切られていて路面の水吐けをするように作られています。またコンパウンドもやわらかいタイヤです。なので途中で路面がドライになると一気にタイヤが消耗します。
F1のタイヤは未だに13インチです。今の時代では使われていないサイズですが、F1はなぜ13インチを使い続けるのでしょうか?理由はいろいろあります。ホイールが大きくなるとバネ下荷重が増えて運動性能を悪くする。タイヤの空気量が減ればタイヤの耐久性が落ちるなど。
F1タイヤ 原稿13インチと開発中の18インチ
現在、F1では13インチタイヤが採用されているが、ピレリは、各チーム、運営者および他のステークホルダーがタイヤサイズ拡大の方向へ向かう真の意向があれば、2017年以降18インチ、もしくはさらに大径なタイヤの開発を推進する意向を示している。
F1のタイヤっていくらくらいするのでしょうか?そんな素朴な疑問を持ったことがある人も多いのではないでしょうか?市販のスポーツタイヤでも結構高いですよね。それが世界最高峰のF1マシンのタイヤとなれば、いかほどなのでしょうか?
F1タイヤの値段
昔はブリヂストンが無償供給で全額負担していました。その代わりにマシンの目立つ位置とサーキットにブリヂストンのロゴを掲載してました。2011年からはピレリがワンメイクサプライヤーとなり、タイヤは有償供給で、1チームあたり50万ユーロ(約5500万円)負担します。
2017年のF1タイヤのレギュレーション
来年2017年のタイヤの変更点は幅が広くなることです。写真を見ても分かるように広くなってますね。これでコーナーリングでのグリップが上がるので最速ラップがまた更新されるのでしょうか。
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